ホログラム

清浦夏実( Kiyoura Natsumi ) ホログラム歌詞
1.ホログラム

作詞:清浦夏實
作曲:曾我淳一

機の上で生まれた世界
一番先に君に見せたかった
空っぽの部屋そっと拔け出して
走り始めてた
息彈ませて丘を登ると
君が先に著いて待っていたね
たくさんの初めて君と見つけた
寶物だった
悲しさで溢れたときは
何も言わずにただそばにいてくれたね
今でも忘れないよ
また會おうね約束をしよう
消えはしないあの日のサヨナラ
ずっと深く息を吸い迂んだ
ひばりが高く空を泳いでく
何回だって間違いをしよう
大丈夫と笑い飛ばそうよ
優しい手が僕を連れ出した
いつもこころの中 光るよ

夕暮れなんて好きじゃなかった
ちょっと小さなウソをついたりした
もう少しだけ一緒にいたくて
遠回りしてた
あの頃の僕らはずっと
答えはひとつだと信じ續けてたね
どうか變わらずにいて
抱きしめたら壞れそうだった
だからそっと兩手で包んだ
君がくれた小さな決意を
今解き放つから ありがとう

掃り道ひとりで 星空を見上げた
僕はここにいるから
時には思い出して
ずっとずっと友達でいよう
どんなときも君を想ってるよ
さあ進もう ふりかえらないで
澄渡る空 僕が選ぶ道
また會おうね 約束をしよう
どうか君は幸せでいてね
僕のすべて 君がくれた道
ずっとこころの中 光るよ


2.月の裡側

作詞:清浦夏實
作曲:曾我淳一

月が靜けさの中浮かんでいる
だんだん暗闇が空に流れていく
ただ君が優しく笑うと
何故か悲しい氣持ちになっていく

手ですくい上げた星の砂たち
すっと指の隙間から逃げていく
もっと話せば良かった あぁ
悔やんでいてもきっと何も變わらない
分かっているよ
噓でいい夢でもいい
振り向いてくれたなら
なにもかもどうでもいいと本氣で思っていた
まぶしくて冷たい月の裡側には
君との思い出そっと隱すよ

どんどん君は足早に進んでいく
街はいつでもふたり遠ざけた
じっと押し殺していたの
好きだったから
誰よりも傍にいてほしい
もっと素直になれたら變わったの
話すように笑うように
何度も觸りたい
君の手がいつも鄰にいてほしいから
近すぎて見えない月の裡側には
果てない氣持ちが今も殘るよ

淚を流せば君を忘れるのかな
頑なこんな氣持ちも變わっていくかな
いつの日か自分をちゃんと許せるようになりたい
そのときはきっと 君を想うよ